〔東京株式〕上げ幅拡大=半導体株がけん引(3日前場中盤) 2024年12月03日 10時34分
(10時07分)日経平均株価は上げ幅を広げ、一時3万9000円台に乗った。前日の米国市場では米政府による中国への新たな半導体輸出規制が発表されたが、米半導体関連株が軒並み高となった。このため、東京市場でも東エレクなどがそろって大幅上昇し、日経平均の上昇をけん引している。半導体製造装置については、日本とオランダが米国による厳格な対中輸出規制の対象から外されたことも、プラスに働いたとみられる。
為替は円高に振れているが、自動車株などもしっかり。一方、電力株などは下落している。「トランプ次期米大統領の関税政策への警戒感から前週売られた景気敏感株の一角が上昇し、前週底堅かった内需・ディフェンシブの一角が下落している。需給もセクターの強弱に影響しているのだろう」(大手証券)との指摘もあった。
(寄り付き)日経平均株価は前日比235円63銭高の3万8748円65銭と続伸して始まった。米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、幅広い業種で買いが先行している。