〔NY石油〕WTI3日ぶり反落、64.01ドル=月間では7.58%安(29日) 2025年08月30日 05時14分
【ニューヨーク時事】週末29日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需給緩和懸念などを背景に売られ、3日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.59ドル(0.91%)安の1バレル=64.01ドル。月間では7.58%安だった一方、週間では0.55%高。11月物は0.61ドル安の63.46ドル。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は来週7日、10月の生産方針を決定する会合を予定している。OPECプラスは増産を進めることで市場シェア回復を目指しており、需給の緩みを意識した売りが優勢となった。
また、米国では夏のドライブシーズンが終盤を迎えることで需要鈍化にも警戒感が広がり、原油の重しとなった。
米政府は28日、ロシアが侵攻を続けるウクライナに対し、拡張射程攻撃弾(ERAM)など総額8億2500万ドル(1200億円)相当の武器売却を承認したと発表した。レビット米大統領報道官は28日の記者会見で、ウクライナ首都キーウに対するロシア軍の大規模攻撃をめぐり、トランプ氏が不満を抱いていることを表明。和平交渉の進展に不透明感が広がる中、米国による対ロシア制裁の動向を見極めたいとの思惑から積極的な買いも手控えられた。
▽ガソリン=下落。中心限月10月物の清算値は2.13セント安の1ガロン=196.89セント。
▽ヒーティングオイル=下落。10月物の清算値は4.21セント安の1ガロン=226.98セント。