〔ロンドン外為〕円下落、144円近辺(2日午前10時) 2025年07月02日 18時16分

 【ロンドン時事】2日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米経済の底堅さが示される中、円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=144円近辺に下落した。午前10時現在は143円92銭~144円02銭と、前日午後4時(143円39~49銭)比53銭の円安・ドル高。
 前日発表された複数の米経済指標が市場予想を上回る内容となり、米長期金利が上昇したことで、円相場を押し下げた。ロンドン市場でも時間外取引の米金利上昇を意識した円売り・ドル買いが見られ、一時144円台まで軟化。その後、円に買い戻しが入ったものの、円はじりじりと売られる展開となっている。
 対ユーロは1ユーロ=169円48~58銭(前日午後4時は168円91銭~169円01銭)と、57銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1770~1780ドル(同1.1774~1784ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3693~3703ドル(同1.3713~3723ドル)。

市況・概況