〔NY外為〕円、144円台後半(9日朝) 2025年06月09日 22時14分

 【ニューヨーク時事】週明け9日午前のニューヨーク外国為替市場では、米中貿易協議の行方に注目が集まる中、海外市場で円買い・ドル売りが優勢となった流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=144円台後半に上昇している。午前9時現在は144円60~70銭と、前週末午後5時(144円82~92銭)比22銭の円高・ドル安。
 中国国営新華社通信によると、米中両政府の閣僚級の貿易協議が9日にロンドンで始まった。中国によるレアアース(希土類)の輸出規制や互いの関税措置を巡り対立する両国が、どこまで歩み寄れるかが焦点となっている。米中協議の進展具合が注目される中、前週末に堅調な米雇用統計をきっかけに強まった円売り・ドル買いの流れが一服、持ち高調整目的の円買いが優勢となった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1400~1410ドル(前週末午後5時は1.1392~1402ドル)、対円では同164円80~90銭(同165円00~10銭)と、20銭の円高・ユーロ安。

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