〔東京株式〕小安い=円高を嫌気(21日後場寄り付き) 2025年05月21日 12時41分

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比83円89銭安の3万7445円60銭で始まった。前場の終値に比べ、やや下げ幅を拡大している。日米財務相会談で米国から円安是正を要求されるとの思惑から円高が進んでいることが嫌気されている。

 (前引け)【プライム】手掛かり材料に乏しい中、日経平均株価は狭いレンジ内で推移した。午前の終値は前日比37円69銭安の3万7491円80銭と小幅安。日米財務相会談で米国から円安是正を要求されるとの思惑から進んだ円高が相場の重しとなった。東証株価指数(TOPIX)は5.26ポイント高の2744.09。
 37%の銘柄が値下がりし、59%が値上がりした。出来高は8億3352万株、売買代金は1兆9584億円。
 業種別株価指数(33業種)は保険業、その他製品、精密機器などが下落。上昇は銀行業、石油・石炭製品、鉱業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は弱含み。出来高2億5662万株。
 【グロース】グロース250、グロースCoreは下落。

 (10時15分)朝方上昇して始まった日経平均株価は値を消す展開となっている。日米財務相会談など重要イベントを前に様子見姿勢が強く、買いの勢いが続かなかった。しかし、プライム市場では中小型株を中心に約7割の銘柄が値上がりし、下値を支えている。アドバンテス〈6857〉やリクルートHD〈6098〉など、これまで上昇が目立っていた値がさ株は売られ、日経平均を下押している。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比60円66銭高の3万7590円15銭で始まり小幅高。225先物が夜間取引で上昇した流れを引き継いでいる。値がさの半導体株の一角が下落している一方、銀行株などが買われ指数を下支えしている。

市況・概況