〔東京株式〕足踏み=材料乏しく(28日後場中盤) 2025年04月28日 13時44分
(13時40分)日経平均株価は足踏み状態となっている。今週開催される日銀の金融政策決定会合や2回目の日米関税交渉を前に材料に乏しく、市場では「無理に新規のポジションを取る投資家はいない」(銀行系証券)との声が聞かれる。しかし、引き続き好決算銘柄には買いが入り指数を支えている。
(後場寄り)後場の日経平均株価は、前営業日比117円26銭高の3万5823円00銭で始まるなど上げ幅を縮小している。米株先物が時間外取引で軟化しているのを受けて今夜の米株安が警戒され、利益確定売りが出ているようだ。
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前営業日比182円15銭高の3万5887円89銭と上昇。米株高を好感して朝方から買い優勢となったが、指数が3万6000円まで上昇すると戻り待ちの売りが出て上値は限られた。東証株価指数(TOPIX)も27.20ポイント高の2655.23と上昇した。
67%の銘柄が値上がりし、29%が値下がりした。出来高は8億5792万株、売買代金は2兆1281億円。
業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、海運業、銀行業などが上昇。下落は繊維製品、水産・農林業、非鉄金属など。
【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高2億3898万株。
【グロース】グロース250、グロースCoreは続伸。
(10時25分)日経平均株価は伸び悩んでいる。プライム市場の約8割の銘柄が買われ、一時は前営業日比300円超高まで買い進まれた。しかしアドバンテス〈6857〉、ディスコ〈6146〉など値がさ株の一角が朝方に比べ値下がりし、指数の重しとなっている。市場関係者は「きょうは3万6000円を回復して引けることができるかに注目したい」(大手証券)と話していた。
(寄り付き)日経平均株価は前営業日比257円06銭高の3万5962円80銭と上昇して始まった。前週末の米国市場で、ハイテク株中心のナスダック総合指数が上昇した流れを引き継ぎ、半導体関連株を中心に買いが入っている。