〔NY石油〕WTI反落、71.20ドル(1日) 2025年04月02日 04時44分

 【ニューヨーク時事】1日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、景気減速懸念や米高関税政策への警戒感を背景に、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比0.28ドル(0.39%)安の1バレル=71.20ドルだった。6月物は0.21ドル安の70.74ドル。
 トランプ米大統領がロシア産石油に関する追加制裁を導入するとの懸念や、イランの核問題解決のため同国に対する軍事的圧力を強めるとの警戒感を背景に供給不安がくすぶり、午前の相場はおおむねプラス圏を維持していた。
 一方、米サプライ管理協会(ISM)がこの日発表した3月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.0(前月50.3)に低下。市場予想(49.5=ロイター通信調べ)も下回った。景気減速が石油需要減退を招くとの連想から、相場は売りに押された。
 一方、トランプ氏は2日午後4時(日本時間3日午前5時)からホワイトハウスで開かれるイベントで演説し、貿易相手国に同水準の関税を課す「相互関税」の詳細を発表する見通し。関税措置が経済にもたらす影響を巡り警戒感が高まり、相場の重しとなった。
 市場の次の注目材料は、米石油協会(API)が1日夕、米エネルギー情報局(EIA)が2日午前にそれぞれ公表する3月28日までの在庫週報。市場予想(ロイター通信拡大版調査)では、原油在庫は前週比210万バレル減、ガソリン在庫は170万バレル減、ディスティレート(留出油)は100万バレル減と見込まれている。
 ▽ガソリン=上伸。中心限月5月物の清算値は1.18セント高の1ガロン=230.25セント。
 ▽ヒーティングオイル=上伸。5月物の清算値は0.95セント高の1ガロン=228.89セント。

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