利下げ開始は2024年年央か=FOMCの経済見通し・FF金利予想 2023年12月18日 11時37分
米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月13日、フェデラルファンド金利(FF金利)を5.25~5.50%に据え置く決定をしました。3会合連続の据え置きとなります。また、この日、FOMC参加メンバーが提示した「経済・政策金利見通し」を公表しました。
この見通しによれば、FF金利は既にピークに達しており、2024年のしかるべき時期に利下げが開始され、同年年末までに0.25%の利下げに換算して少なくとも3回の利下げが実施されることが予想されます。FF金利のドットプロットは、利下げ開始の後、2年以上かけてFOMCが目標とする金利水準に向け、利下げが段階的に進行していく道筋を示しています。一方で、インフレが目標水準に向けて低下していく中、米国経済は2024年には減速すると予想されることから、利下げ開始は、2024年年央もしくはそれより少し前倒しとなる公算が高まってきました。
今回の利上げから利下げのサイクルにおいて米国経済の減速が想定内に止まり、果たしてソフトランディングできるかが焦点となります。
※ FRB発表のProjection Materials からゴールデンチャート社が作表
(H・N)
[ゴールデンチャート社]
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