インフレ動向次第で利上げ=指標踏まえ判断―米FRB議事要旨 2023年11月22日 06時59分

米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(AFP時事)
米連邦準備制度理事会(FRB)本部=ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は21日、10月31日と11月1日に開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。会合参加者は、インフレ低下の進展が不十分なら追加利上げを辞さない構えで一致した。一方、経済指標を踏まえ、会合ごとに慎重に政策決定する方針も確認された。
 11月会合では、政策金利を2会合連続で年5.25~5.5%に据え置くことを決定した。議事要旨によると、決定は参加者全員が支持した。
 会合参加者はインフレは鈍化しているが、「依然受け入れがたいほど高く、2%の目標を大幅に上回っている」と懸念。十分に景気抑制的な政策を保つことが「極めて重要」と言及した。また、指標でインフレ低下の進展が不十分と示されれば「追加引き締めは適切となる」と指摘した。 

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