〔NY外為〕円、148円台後半(30日朝) 2025年07月30日 22時07分

 【ニューヨーク時事】30日午前のニューヨーク外国為替市場では、市場予想を上回った一連の米経済指標を受けて円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=148円台後半に下落している。午前9時現在は148円80~90銭と、前日午後5時(148円43~53銭)比37銭の円安・ドル高。
 米商務省が30日発表した4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比3.0%増と、2期ぶりにプラス成長となり、市場予想(ロイター通信調べ)の2.4%増を上回った。さらに、米民間雇用サービス会社ADPが30日発表した7月の全米雇用報告も非農業部門の民間就業者数も前月比10万4000人増と予想(7万5000人増=同)を上回った。底堅く推移する米経済を反映する指標を受けて米長期金利が上昇、日米金利差の観点から円売り・ドル買いの流れが強まった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1470~1480ドル(前日午後5時は1.1539~1549ドル)、対円では同170円70~80銭(同171円36~46銭)と、66銭の円高・ユーロ安。

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