自動車世界販売、1.3%増=大手8社、明暗分かれる―25年上期 2025年07月30日 17時48分

3月27日、米テキサス州ヒューストンにあるトヨタ自動車販売店(AFP時事)
3月27日、米テキサス州ヒューストンにあるトヨタ自動車販売店(AFP時事)

 自動車大手8社が30日発表した2025年上半期(1~6月期)の世界販売台数の合計は、前年同期比1.3%増の1219万台だった。北米などでハイブリッド車(HV)が好調だったトヨタ自動車が5.5%増となったほか、認証不正から回復しつつあるダイハツ工業が3割増。マツダ、SUBARUも含めた4社がプラスだった。
 一方、経営不振が続く日産自動車は5.7%減、中国市場で苦戦するホンダが5.1%減だった。残るスズキ、三菱自動車も前年割れとなり、明暗が分かれた。
 輸出を見ると、欧州での不振が目立ったスズキやマツダなど4社がマイナスだった。これに対し、ホンダは16.2%増。高関税政策による値上がりを警戒した米国の駆け込み需要に支えられ、乗用車「シビック」の販売が増えた。新型車が好調なSUBARUも2割増だった。 

注目ニュース