〔NY外為〕円、144円台前半(13日朝) 2025年06月13日 22時12分

 【ニューヨーク時事】週末13日午前のニューヨーク外国為替市場では、中東情勢の緊迫化を背景に有事のドル買いが先行し、円相場は1ドル=144円台前半に下落している。午前9時現在は144円20~30銭と、前日午後5時(143円45~55銭)比75銭の円安・ドル高。
 イスラエル軍が13日、イランの核開発拠点などを標的とした大規模な空爆に踏み切り、イランが報復攻撃を行ったことを受け、海外市場では有事のドル買いが台頭。ただ、相対的に安全な通貨としての観点から、円の下げ幅は限定的で、ニューヨーク市場入り後は円を買い戻す動きもみられる。
 この後は、ミシガン大学が6月の米消費者景況感指数(暫定値)を発表する。景気先行き不透明感の強まりを背景に、消費動向やインフレ期待の指標として同調査への注目度は高まっているものの、この日は中東情勢に投資家の関心が向いており、相場はあまり反応しないのではないかとの見方も出ている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1510~1520ドル(前日午後5時は1.1580~1590ドル)、対円では同166円10~20銭(同166円17~27銭)と、07銭の円高・ユーロ安。

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