堺工場の一部、譲渡完了=ソフトバンクに、1000億円―シャープ 2025年03月14日 17時56分

 シャープは14日、テレビ用液晶パネルを生産していた堺工場(堺市)跡地の一部について、ソフトバンクへの売却が完了したと発表した。同日付で売買契約を結び、土地と建物などを引き渡した。譲渡価格は1000億円。ソフトバンクは、生成AI(人工知能)の開発などに向けて大規模データセンターを建設する計画だ。
 シャープは売却益754億円を、2025年3月期決算で計上する。同社は、構造改革費用が見積もれないとして純損益予想を未定としているが、売却益の上乗せにより「50億円の黒字を上回る見通し」(同社)で、3年ぶりに黒字を確保しそうだ。 

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