〔NY外為〕円、156円台前半(23日朝) 2025年01月23日 23時24分

 【ニューヨーク時事】23日午前のニューヨーク外国為替市場では、米労働市場の減速を示す雇用関連指標の発表を受けて、円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は1ドル=156円台前半で強含みに推移している。午前9時現在は156円10~20銭と、前日午後5時(156円46~56銭)比36銭の円高・ドル安。
 ニューヨーク市場は、インフレ再燃懸念を背景に円安・ドル高地合いとなった海外市場の流れを引き継ぎ、156円40銭前後で取引を開始。米労働省が朝方発表した週間新規失業保険申請件数は、18日までの1週間で前週比6000件増の22万3000件と、市場予想(22万件=ロイター通信調べ)を上回り、2週連続の悪化となった。労働市場の緩みが示されたことで、発表直後は円買い・ドル売りが強まる場面があった。
 ただ日銀の金融政策決定会合の結果発表を24日に控え様子見ムードも強く、円の上値は重い展開となっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0410~0420ドル(前日午後5時は1.0404~0414ドル)、対円では同162円50~60銭(同162円90銭~163円00銭)と、40銭の円高・ユーロ安。

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