〔NY外為〕円、142円台半ば(27日朝) 2024年09月27日 22時18分

 【ニューヨーク時事】週末27日午前のニューヨーク外国為替市場では、市場予想を下回る8月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を受け、海外市場からの円買い・ドル売りの流れが一段と強まり、円相場は1ドル=142円台半ばに上昇している。午前9時現在は142円50~60銭と、前日午後5時(144円78~88銭)比2円28銭の大幅な円高・ドル安。
 自民党総裁選で石破茂元幹事長が勝利したことを背景に円買い・ドル売りが急速に進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は143円近辺で取引を開始した。米商務省が朝方発表した8月のPCE物価指数は、前年同月比2.2%上昇と、伸びは前月(2.5%上昇)から縮小し、2021年2月以来3年半ぶりの低水準となった。市場予想(2.3%)もわずかに下回るなど、インフレ鈍化の持続が示唆され、米長期金利が低下。円を買ってドルを売る流れが改めて強まっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1190~1200ドル(前日午後5時は1.1172~1182ドル)、対円では同159円50~60銭(同161円86~96銭)と、2円36銭の大幅な円高・ユーロ安。

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