財務省は３日、１０月発行の新発１０年物国債（第３７２回債）の入札で、表面利率を年０．８％とし、９月発行分の０．４％の２倍に引き上げた。２０１３年１０月に並ぶ１０年ぶりの高水準。世界的な物価高に加え、日銀が大規模金融緩和策の追加修正を行うのではないかとの見方から長期金利が上昇していることを反映させた。
３日の東京債券市場で、長期金利の指標となる１０年物国債（第３７１回債）の流通利回りは一時０．７８０％に上昇（債券価格は下落）した。入札実施を受け、長期金利の指標は３７２回債に移行する。
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