ガソリン、184円80銭=18週ぶり下落、補助金拡充で 2023年09月13日

 経済産業省が13日発表したレギュラーガソリンの店頭小売価格は、11日時点の全国平均で1リットル当たり184円80銭だった。前週比1円70銭下落し、18週ぶりに値下がりした。前週4日時点は186円50銭と2週連続で過去最高値を更新していたが、政府が小売価格の高騰を抑制する目的で石油元売り会社に支給する補助金の延長・拡充措置を7日に発動した結果、上昇に歯止めがかかった。
 政府は10月中の「175円程度」の実現を目指し、補助金を今月7日と10月5日の2段階で拡充する。このため、価格抑制効果を消費者が実感するのは10月中旬以降になる見通しだ。
 都道府県別に見ると、値下がりしたのは栃木、長野、福井など41都道府県。給油所のガソリン在庫の状況によって小売価格への反映には時間差が生じるため、佐賀県は横ばいとなった一方、高知、長崎、大分、宮崎、沖縄の5県では値上がりが続いた。最高値は長崎の192円50銭、最安値は岩手の179円70銭。 

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ガソリンスタンドでの給油=8月30日、東京都台東区
ガソリンスタンドでの給油=8月30日、東京都台東区

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