政権安定・刷新感狙う=第2次岸田再改造内閣、13日夕発足―岸田首相「一丸で難局打開」 2023年09月13日

 第2次岸田再改造内閣が13日夕、発足する。政権運営の要となる松野博一官房長官(61)や鈴木俊一財務相(70)は留任。一方で上川陽子元法相(70)が外相に就任し、過去最多に並ぶ女性5人が入閣する。政権の安定を図りつつ、政権浮揚に向けて刷新感を演出するのが狙いだ。
 内閣改造に先立ち、自民党は13日午前、岸田文雄首相(党総裁)も出席して臨時総務会を党本部で開催。麻生太郎副総裁(82)、茂木敏充幹事長(67)、萩生田光一政調会長(60)が続投し、小渕優子組織運動本部長(49)が選対委員長、森山裕選対委員長(78)が総務会長に就任する人事を決めた。
 首相は臨時総務会で「わが国は内外とも大きな課題を抱え、正念場にある。党と政府が一丸となってこの難局を打開し、未来を切り開いていきたい」と強調。茂木氏は記者会見で「まずは物価高から国民生活を守り、賃上げや投資拡大の流れを力強いものとするための経済対策の策定に全力を挙げたい」と述べた。 

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自民党本部に入る岸田文雄首相=13日午前、東京・永田町の同党本部
自民党本部に入る岸田文雄首相=13日午前、東京・永田町の同党本部

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