ガソリン、183円70銭=14週連続上昇、最高値目前 2023年08月23日

 経済産業省が23日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭小売価格(21日時点)は、全国平均で前週比1円80銭高の183円70銭だった。14週連続の値上がりで、2008年8月に記録した過去最高値の185円10銭に迫る。原油高や円安に加え、政府が価格高騰対策の補助金を段階的に縮小していることが影響した。
 46都道府県で上昇し、滋賀県のみ横ばい。最高値は長野県の192円30銭だった。都道府県別では、08年8月に記録した長崎県の193円50銭が過去最高となっている。
 政府が石油元売り会社などに支給している補助金は12円の価格抑制効果があった。24日以降は、支給額が前週から2円10銭減の10円となる。
 価格調査を担当している日本エネルギー経済研究所石油情報センターは、来週も値上がりすると予想している。 

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レギュラーガソリン1リットル当たり187円を示すガソリンスタンドの価格表示=23日午前、東京都中央区
レギュラーガソリン1リットル当たり187円を示すガソリンスタンドの価格表示=23日午前、東京都中央区

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