マンション価格、2年連続最高=需要堅調、工事費も上昇―22年度首都圏 2023年04月18日

 不動産経済研究所が18日発表した2022年度の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)新築マンション平均価格は、前年度比8.6%上昇の6907万円だった。バブル期を上回った前年度に続き、2年連続で最高値を更新。「パワーカップル」と呼ばれる高収入の共働き世帯を中心に住宅需要が堅調なことに加え、地価や工事費上昇も平均価格を押し上げた。
 平均価格は全エリアで上昇し、東京23区は17.2%上昇の9899万円と大幅に伸長。神奈川は4.7%上昇の5456万円、埼玉は4.2%上昇の5135万円、千葉は3.3%上昇の4529万円だった。
 一方、発売戸数は12.9%減の2万8632戸と3年ぶりに減少。コロナ禍での物流混乱に伴う資材調達難などが響いた。 

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