銀行貸し出し過去最高=物価高で4%増―22年度末 2023年04月11日

 全国銀行協会が11日発表した預金・貸出金速報によると、全国110行の2022年度末の貸出金残高は前年度末比4.1%増の565兆6707億円と過去最高を更新した。伸び率は前年度の1.2%から拡大。コロナ禍で業績が悪化した企業の資金繰りに加え、物価高に伴う運転資金需要の増加が全体を押し上げた。
 業態別では、3メガバンクなど都市銀行が3.2%増、地方銀行が4.6%増、第二地銀が4.2%増。このうち、地銀と第二地銀は残高が過去最高を更新した。 

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