消費者物価上昇、3.1%に鈍化=政府の補助金が電気・ガス代抑制―食品は46年ぶり高騰・2月 2023年03月24日

 総務省が24日発表した2月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が103.6と、前年同月比3.1%上昇した。1月は4.2%上昇で、伸び率の鈍化は13カ月ぶり。政府の補助金による負担軽減策が始まり、電気・都市ガス代の値上がりが計約1%抑制されたためだ。一方、食品の値上げで「生鮮食品を除く食料」の上昇率は46年7カ月ぶりの高い伸びとなった。
 エネルギー価格全体は0.7%下落と1年11カ月ぶりにマイナスに転じた。うち電気代は5.5%低下し、ガソリンは2.5%下がった。都市ガス代は16.6%上昇したが、伸びは1月の35.2%から減速した。 

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