GDP、年0.1%増に下方修正=個人消費下振れ―昨年10~12月期改定値 2023年03月09日

 内閣府が9日発表した2022年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.0%増、この成長ペースが1年続いた場合の年率換算で0.1%増となった。2月に発表した速報値(前期比0.2%増、年率0.6%増)から下方修正された。内需の柱である個人消費が下振れしたことが主因。辛うじて2四半期ぶりのプラス成長を達成したものの、日本経済の回復は足踏みが続いている。
 個人消費は前期比0.3%増(速報値は0.5%増)。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ外食や宿泊といったサービス消費の回復が続いている構図は変わらないが、最新の統計を反映したところ、速報段階を下回った。 

その他の写真

東京都心(AFP時事)
東京都心(AFP時事)

特集、解説記事