ガソリン10週連続上昇=169円、7年3カ月ぶり高値―経産省 2021年11月10日

 経済産業省が10日発表した8日時点のレギュラーガソリンの店頭価格は、全国平均で1リットル当たり169円ちょうどと、前週比30銭上昇した。値上がりは10週連続。原油価格の高止まりが響き、2014年8月以来、約7年3カ月ぶりの169円台となった。
 暖房用に使われる灯油も10週連続で値上がり。18リットル当たりの給油所店頭価格は全国平均で1949円と10円上昇した。
 石油元売り各社は前週にガソリン卸価格を下げたが、調査を担当する日本エネルギー経済研究所石油情報センターは「これまでの上昇分を給油所が店頭価格に転嫁できておらず、値上がりした」と分析。卸価格は今週も50銭程度下がっており、来週の店頭価格は横ばいが予想されるという。 

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