日台海保が合同訓練=房総半島南方沖で 2024年07月19日 11時22分

 【台北時事】海上保安庁と台湾海巡署(海保に相当)が18日に、千葉県・房総半島南方の海上で合同訓練を行ったことが分かった。台湾政府筋が19日、明らかにした。日台は双方の窓口機関が交わした海難救助に関する覚書に基づき、これまでも非公開で合同訓練を行ってきたが、実施が明らかになったのは初めて。
 同筋によると、台湾海巡署の巡視船「巡護9号」が、海保巡視船「さがみ」と捜索や救助、通信などの訓練を実施。巡護9号は訓練に先立ち、東京港に停泊し、燃料や水、食料の補給を行ったという。
 東・南シナ海では中国が威圧的行動を活発化させており、日台は警戒を強めている。中国海警局の船舶は沖縄県・尖閣諸島沖で頻繁に領海へ侵入、台湾の離島・金門島付近でも巡視活動を強化している。 

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