10月新車販売、31.3%減=過去最低の27万9341台 2021年11月01日

 10月の国内新車販売台数は前年同月比31.3%減の27万9341台となった。マイナスは4カ月連続。9月(32.2%減)に続いて前年を大きく下回り、1968年の統計開始以来、10月の販売台数として過去最低だった。半導体不足や新型コロナウイルスの影響による部品調達難で大手メーカーの減産が相次いだため。
 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日発表した。内訳を見ると、軽以外の登録車は30.2%減の17万6743台、軽は33.2%減の10万2598台。
 メーカー別では、大手8社のうち三菱自動車を除く7社がマイナス。最大手のトヨタ自動車は41.3%落ち込んだ。東南アジアでの新型コロナ拡大で部品供給が不足し、10月にほぼすべての国内生産拠点で最大11日間稼働を停止したことが響いた。ダイハツ工業は47.3%減と8社で最も減少率が大きかった。 

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