ドコモも低料金プラン=格安スマホ2社と連携―小容量向け、戦略出そろう・携帯大手 2021年10月07日

 NTTドコモは7日、格安スマートフォン会社2社と連携し、通信容量が小さい新たな料金プランを提供すると発表した。プランによっては月1000円以下で利用できる。ドコモは「ahamo(アハモ)」で通信容量20ギガバイト、月2970円のプランを提供しているが、より小容量で低価格を求める利用者のニーズに対応する。
 KDDI(au)やソフトバンクは3ギガで1000円を下回るプランをすでに投入している。小容量を対象とした大手各社の戦略が出そろい、顧客獲得競争が一段と激化しそうだ。
 全国のドコモショップでNTTコミュニケーションズとフリービットの格安スマホプランを扱い、契約手続きなどができる。NTTコムは3ギガで月990円などのプランを提供する。
 また、格安スマホの利用でドコモの「dポイント」がたまるようになる。ドコモにとっても会員基盤の拡大につながる仕組みで、今後も他の格安会社との連携を目指す。
 小容量向けの料金プランでは、ソフトバンクがオンライン手続き専用の「LINEMO(ラインモ)」で3ギガ、月990円のプランを7月に投入。KDDIはオンライン専用の「povo(ポヴォ)」を改定し、基本料を0円にした上で利用者が使いたいデータ量を選べるようにした。3ギガ(30日間)のデータ料金は990円となる。
 楽天モバイルは月1ギガまで0円、3ギガまでなら1078円で利用できる。ドコモを含め、3ギガは1000円程度でそろった。 

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