7月の失業率2.8%=2カ月連続改善、求人は1.15倍 2021年08月31日

 総務省が31日発表した7月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント低下の2.8%となった。厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(同)は前月比0.02ポイント上昇の1.15倍で、いずれの雇用指標も2カ月連続で改善した。ただ、新型コロナウイルス感染が広がり、8月には緊急事態宣言の対象地域も拡大しており、雇用情勢の先行きは楽観できない。
 労働力調査によると、完全失業者数は12万人減の190万人で、2カ月連続で減った。男女別では、男性が1万人の増加、女性は10万人の減少だった。一方、就業者数は男女合計で42万人増の6708万人だった。 

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