長雨で野菜値上がり=キュウリ、ネギの卸値は倍 2021年08月25日

 キュウリやネギ、レタスなどの野菜が値上がりしている。全国的な長雨や日照不足で、生育や出荷に影響が出た。キュウリや葉もののレタスは雨の影響を受けやすい。長雨の影響は価格に十分織り込まれたとは言えず、価格上昇の余地があり、家計にとって痛手となりそうだ。
 東京都中央卸売市場の週間市況(13~19日)によると、1キロ当たりの価格は、福島県産キュウリが前週比2.1倍の381円、茨城県産ネギは1.9倍の356円、長野県産レタスは1.8倍の234円といずれも高騰した。
 小売価格も上昇しており、農林水産省が公表した食品スーパーなどでの16~18日の小売価格動向(全国平均、1キロ当たり)では、キュウリが21%高の557円、レタスが6%高の422円、ネギは2%高の764円だった。 

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