ガソリン、2年8カ月ぶり高値=10府県で160円台、原油高響く 2021年07月07日

 資源エネルギー庁が7日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(5日時点)は、全国平均で前週比1円20銭高の157円50銭と、2018年11月以来、約2年8カ月ぶりの高値となった。値上がりは5週連続。原油高の影響だ。産油国の増産協議不調により原油需給逼迫(ひっぱく)の解消も先送りとなった。10府県は既に160円台で、全国平均でも18年10月以来の160円台が現実味を帯びてきた。
 7月以降は家庭用の小麦粉や食用油の値上げも続く。景気回復の勢いが地域でばらつく中、家計には厳しい夏となりそうだ。 

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