内閣支持横ばい33%=ワクチン「遅い」69%―時事世論調査 2021年06月18日

 時事通信が11~14日に実施した6月の世論調査で、菅内閣の支持率は前月比0.9ポイント増の33.1%と横ばいだった。不支持率は0.4ポイント減の44.2%だった。不支持が支持を上回るのは6カ月連続。
 新型コロナウイルス感染拡大をめぐる政府対応について、「評価しない」は前月比9.5ポイント減の55.1%で、「評価する」は同5.6ポイント増の23.2%。「どちらとも言えない・分からない」は21.7%だった。
 菅義偉首相が感染対策の「切り札」とするワクチン接種については、「遅い」が69.4%で、「順調だ」の20.0%を大きく上回った。「どちらとも言えない・分からない」は10.5%だった。
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」が最多の13.7%で、「首相を信頼する」8.3%、「印象が良い」5.9%と続く。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」23.6%、「リーダーシップがない」22.7%、「首相を信頼できない」16.9%だった。
 政党支持率は自民党が22.8%、公明党3.7%。立憲民主党2.9%、共産党1.7%、日本維新の会1.2%、国民民主党0.5%、社民党とれいわ新選組がともに0.2%、古い政党から国民を守る党(古い党)が0.1%。「支持政党なし」は63.2%。
 調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は64.1%。 

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