経団連は２８日、大手企業の２０２１年春闘妥結状況（第１回集計）を発表した。定期昇給を含む月例賃金の引き上げ率は１．８２％（６０４０円）で、リーマン・ショック後の０９年（１．７７％）以来、１２年ぶりの低さとなった。２％を割り込むのは政府の賃上げ要請に経済界が応える「官製春闘」が始まった１４年以降で初めて。
新型コロナウイルス感染症の影響で先行き不透明感が強まり、企業の賃上げに対する慎重な姿勢が反映された。賃上げ率は１５業種中４業種が１％台前半にとどまる一方、４業種が２％以上となり、経団連は「業種によって大きなばらつきが見られる」と分析している。
| 2024/07/18 | 貿易赤字３．２兆円に半減＝輸出増加、円安も寄与―２４年上半期 |
| 2024/07/17 | 上半期Ｍ＆Ａ件数、過去最多＝国内企業同士で活発化 |
| 2024/07/16 | 親魚増加で漁獲枠拡大＝マグロ資源、気候変動に懸念 |
| 2024/07/16 | 処理水協議、首脳宣言明記へ＝中国対抗、島サミットが開幕 |
| 2024/07/16 | 消費増税、影響は「想定内」＝物価２％達成を楽観、変調見抜けず―日銀１４年上半期議事録 |
| 2024/07/15 | 中国ＧＤＰ、４．７％増＝不動産が足かせ、大幅減速―４～６月期 |
| 2024/07/14 | トランプ氏、銃撃され負傷＝集会で演説中、命に別条なし―暗殺未遂で捜査・米大統領選に影響も |
| 2024/07/12 | 政府・日銀、追い打ち介入か＝米利下げ期待、円買い後押し |
| 2024/07/12 | 夏のボーナス、過去最高＝大企業９８万円超―経団連第１回集計 |
| 2024/07/12 | パビリオン自前建設４７カ国＝政府、出展形式の概要公表―大阪・関西万博 |
