エヌビディア、量子計算機を支援=開発者会議で初パネル 2025年03月21日 15時01分

【シリコンバレー時事】米半導体大手エヌビディアは20日、開催中の年次開発者会議で、次世代の高速計算機として期待される量子コンピューターをテーマとしたパネルディスカッションを初めて行った。同社は、米東部マサチューセッツ州ボストンに量子コンピューター関連の研究所を開設すると発表。課題となる計算のエラー(誤り)を訂正する技術を研究し、開発者を支援する。
パネル討議にはアマゾン・ドット・コムなどに加え、開発に携わる企業トップらが集結。進行を務めたエヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)は冒頭、「参加者になぜあるCEO(同氏)が間違っているかを説明してもらう史上初のイベントだ」と述べた。フアン氏は1月、量子コンピューターの実用化に20年かかると言及し、関連企業の株価急落を招いた。ジョークを交え、発言の軌道修正を図った。
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