元祖ディズニーランドが開園70周年=幾世代にわたり「夢」届ける―米 2025年07月21日 05時57分

【シリコンバレー時事】米西部カリフォルニア州アナハイムにある元祖「夢の国」、ディズニーランドが今月17日に開園70周年を迎えた。当日は朝からキャストを集めた式典が開かれ、ウォルト・ディズニー・カンパニーのアイガー最高経営責任者(CEO)が「世界中から幾世代もの人たちが訪れ、今でも(創業者)ウォルト・ディズニー最大の功績の一つに数えられる」と誇った。
ウォルトが「全世界に喜びとインスピレーションを届ける場所」を目指したディズニーランドは1955年7月17日にオープン。物語の世界への高い没入感を与える画期的なテーマパークは、今も人気がある「ジャングル・クルーズ」など18のアトラクションでスタートした。入園料は当初の1ドルから、現在は最低でも100ドル程度と70年で100倍以上に値上げされたが、年間1000万人以上が訪れる米屈指の観光地の一つだ。
ディズニーランドでは今年5月から特別なパレードを開催するなど、70周年を祝うイベントを実施。17日には、創業者の人生を追体験する新アトラクション「ウォルト・ディズニー―魔法のような人生」も公開された。
ディズニーのテーマパークは現在、東京など別企業が運営する施設も含め、世界4カ国6カ所。5月には、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでの建設計画が公表された。インドの首都ニューデリー近郊に誘致する計画も浮上するなど、ウォルトの描いた夢は今も世界に広がり続けている。