オープンAI、1千億ドル企業に=MSが追加投資―米紙 2024年08月29日 14時50分
【シリコンバレー時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は28日、生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手掛ける米オープンAIが、ベンチャーキャピタル(VC)やマイクロソフト(MS)から追加投資を受ける予定だと報じた。これにより、オープンAIの企業価値は1000億ドル(約14兆円)に達する見通し。
報道によると、オープンAIの企業価値は昨年末時点で860億ドルだった。今回、VCのスライブ・キャピタルが10億ドルを出し、MSも投資を予定しているという。
オープンAIは、生成AIブームに火を付けたチャットGPTを開発し、抜群の知名度を誇るが、米グーグルや米新興企業アンソロピックとの開発競争が激化している。チャットGPTの基盤モデル「GPT―4」の開発費は1億ドルとされ、今後のモデル開発にはさらにコストがかかる。競争を優位に進めるためには、さらなる資金調達が必要と判断した。