ロシアの侵攻止め「天国行きたい」=トランプ氏が異例の告白―米 2025年08月20日 07時29分

【ワシントン時事】「週7000人の殺りくを止め、できれば天国に行きたい」。ロシアとウクライナの仲介に取り組むトランプ米大統領が19日、FOXテレビのインタビューでそう語る場面があった。「現状では難しそうだ。私は(天国行きの)最下層にいるらしい」と自虐的に冗談を飛ばした。
今年79歳を迎えたトランプ氏。昨年7月の暗殺未遂事件後、「神の祝福により命が救われた」と語ったことはあるが、信仰や死後の概念について話すのは珍しい。
トランプ氏はロシアのプーチン大統領やウクライナのゼレンスキー大統領、欧州首脳らを米国に迎え、ウクライナ侵攻を続けるロシアとの和平合意を目指し外交を活発化している。インタビューでは「天国に行けるとすれば、これ(侵攻終結)が一つの要因になるだろう」と述べた。
トランプ氏はここ最近、ノーベル平和賞受賞への意欲も隠さず、「就任後に六つの戦争を終わらせた」と訴えたり、「どれほど成果を重ねても私は賞をもらえない」とぼやいたりもしていた。