チョ国元法相の恩赦決定=光復節に合わせ、野党反発―韓国 2025年08月11日 20時24分
【ソウル時事】韓国政府は11日の臨時閣議で、日本の植民地支配からの解放記念日である15日の「光復節」に合わせ、チョ国元法相ら約2200人を特別赦免(日本の恩赦に相当)すると決めた。チョ氏は、革新系の文在寅元大統領の側近。保守系最大野党「国民の力」は、「免罪符を与えた」と反発している。
文政権で2019年に法相を務めたチョ氏は、子どもの不正入学疑惑などが浮上し、わずか1カ月で辞任した。24年4月の総選挙で当選したが、偽造公文書行使などの罪で同年12月に懲役2年の判決が確定し、国会議員を失職。収監されていた。
恩赦により、チョ氏の残りの刑の執行は免除され、公民権も回復。チョ氏は今後、政治活動を再開させるとみられる。
