空爆で報道関係者5人死亡=イスラエルは「ハマス殺害」と主張―ガザ 2025年08月11日 10時35分
パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で10日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ所属の記者ら5人がイスラエル軍の空爆を受け死亡した。同局はイスラエルに批判的な報道を続けている。軍は連日ガザから実況リポートを行ってきた記者1人の殺害を認め、「イスラム組織ハマス下部組織のリーダーだ」と主張した。
アルジャジーラによると、死亡したのは記者2人と撮影スタッフらで、病院近くのテントにいたところを狙われた。同局は「報道の自由に対するあからさまで計画的な攻撃だ」と非難した。2023年10月にガザでイスラエルとハマスの衝突が始まって以降、同局スタッフの死者は10人となった。
国際NPO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は衝突開始以来、186人以上の記者らが死亡したと指摘。「イスラエル軍は以前から、証拠を示さずにジャーナリストをハマス構成員と断定してきた」と批判した。
