中ロ首脳が電話会談=ウクライナ巡る協議内容共有か 2025年08月08日 20時08分

中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)
中国の習近平国家主席(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 【北京時事】中国外務省は8日、習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談したと発表した。プーチン氏はウクライナ情勢を巡り、6日の米国のウィトコフ中東担当特使との会談内容を共有し、来週にも行われる可能性がある米ロ首脳会談の見通しを伝えたとみられる。
 中国外務省によると、プーチン氏は、ウクライナ情勢の政治解決に向けた「中国の建設的な役割を高く評価する」と表明。習氏は米ロ関係の改善とウクライナ危機の解決に向けた前進を歓迎すると述べた。
 トランプ米大統領はロシアが8日までにウクライナとの停戦に応じない場合、制裁を強化すると予告。ロシア産原油を購入する中国などを念頭に「2次関税」を課すと警告し、インドには25%の追加関税を課す大統領令に署名した。中ロ首脳は「関税乱用に反対する立場」(中国外務省)を確認し合ったもようだ。 

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