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　【ニューヨーク時事】米ケンタッキー州ルイビルで２０２０年３月、黒人女性ブリオナ・テイラーさん＝当時（２６）＝が自宅の捜索に来た警官に射殺された事件で、同州の連邦地裁は２１日、捜索に関わった元警官のブレット・ハンキソン被告に禁錮２年９月の判決を言い渡した。米メディアが伝えた。
　被告は、テイラーさん宅に向かって１０発発砲し、うち数発が隣家に達していたとして、過剰な実力行使で公民権を侵害した罪に問われていた。司法省は今月１６日、連邦地裁の判事に対し、これまでの拘束期間を考慮し、被告を１日の禁錮刑とするよう求めていた。
　テイラーさんの事件は、警察による暴力や人種差別への抗議デモが全米に広がるきっかけの一つとなった。