ロンドン証取、24時間取引検討=米市場に追随―報道 2025年07月22日 09時21分

英ロンドン証券取引所グループ(LSEG)本部=4月10日、ロンドン(EPA時事)
英ロンドン証券取引所グループ(LSEG)本部=4月10日、ロンドン(EPA時事)

 【ロンドン時事】ロンドン証券取引所グループ(LSEG)が、ロンドン証取の24時間取引を含む取引時間の延長を検討していることが明らかになった。個人投資家らによる時間外取引の需要が高まる中、英企業への持続可能な投資機会の拡大につながるかが焦点。英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が20日報じた。
 ロンドン証取は、英国の欧州連合(EU)離脱以降、新規上場企業が減少する一方、主要な上場先を米市場に変更する企業が増えており、地盤沈下が懸念されている。英政府は上場誘致に向けた取り組みを強化しており、取引機会の拡大が喫緊の課題となっている。
 米国の各証取が取引時間延長の動きを強めていることも背景にある。ニューヨーク証取は昨年10月、1日22時間取引できるようにする計画を発表。ナスダックは今年3月、24時間取引の導入方針を示している。 

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