英仏は欧州安保に「特別な責任」=マクロン大統領、英議会で演説 2025年07月09日 08時21分

【ロンドン時事】英国を国賓として訪問しているフランスのマクロン大統領は8日、英議会で演説した。欧州が直面するロシアの脅威を念頭に、英仏が「欧州大陸の安全のため特別な責任を負っている」と表明。ロシアの侵攻を受けるウクライナ支援のため、英仏が協力しながら指導力を発揮していく重要性を強調した。
マクロン氏は「ロシアがウクライナで進軍した分、われわれ全員に脅威が近づく」と警告。10日にスターマー英首相と共催するウクライナ支援の欧州首脳会合で結束を示す必要性を訴えた。英国の欧州連合(EU)離脱についても触れ、「非常に残念なこと」であるが、英国民の選んだ結果を尊重すると表明した。