イラン攻撃B2、本土から直行=グアムに移動せず―米紙 2025年06月22日 07時56分

【ワシントン時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT、電子版)は21日、イランの核施設を攻撃した戦略爆撃機B2について、中西部ミズーリ州の基地からイランに直行したと報じた。空中給油を繰り返し約37時間飛行したという。
攻撃に先立ち、ロイター通信や米メディアは、複数のB2が本土から太平洋の米領グアムに向かっていると伝えていた。NYTの報道が正しければ、陽動作戦の一環で「グアムへの移動」の情報が流された可能性がある。
イラン中部フォルドゥの地中深くにあるウラン濃縮施設を攻撃するには、強力な地下貫通型爆弾「バンカーバスター」を搭載できるB2の投入が不可欠だとみられていた。グアムに配備されたB2がイラン攻撃に参加する場合、さらにインド洋ディエゴガルシア島にある米英軍の基地に移るとの見方があった。