「ロヒンギャに自由を」=「世界難民の日」、キャンプで集会―インドネシア 2025年06月21日 05時34分

インドネシア・スマトラ島の難民キャンプで、「世界難民の日」に行われた集会に参加したロヒンギャの人々=20日、リアウ州プカンバル(アブドゥ・ラーマンさん提供・時事)
インドネシア・スマトラ島の難民キャンプで、「世界難民の日」に行われた集会に参加したロヒンギャの人々=20日、リアウ州プカンバル(アブドゥ・ラーマンさん提供・時事)

 【ジャカルタ時事】インドネシア西部スマトラ島のリアウ州プカンバルにある難民キャンプで「世界難民の日」に当たる20日、ミャンマーでの迫害から逃れてきたイスラム系少数民族ロヒンギャの人々が集会を開き、「自由に暮らせる場所を与えて」などと訴えた。
 アブドゥ・ラーマンさん(26)は「われわれは移民ではない。難民だ。虐殺からは免れたが、戻る所がない。信仰する宗教に関係なく平和に暮らせる場所がほしい」と強調。さらに「教育の機会も奪われている」と現状に対する不満も示した。
 同キャンプでは1000人余りのロヒンギャ難民が生活。スマトラ島北部のアチェ州の難民キャンプでも約1200人が暮らしている。 

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