英仏独、米との対話要請=イランは協議継続の意向 2025年06月21日 05時11分

20日、ジュネーブで記者団の取材に応じる(中列左から)ラミー英外相、ワーデフール独外相、バロ仏外相、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)(AFP時事)
20日、ジュネーブで記者団の取材に応じる(中列左から)ラミー英外相、ワーデフール独外相、バロ仏外相、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)(AFP時事)

 【ベルリン時事】イスラエルとイランの交戦を巡り、英仏独の外相は20日、ジュネーブでイランのアラグチ外相と協議を行い、米国と対話を続けるよう要請した。英仏独外相が協議後、記者団に明らかにした。バロ仏外相は「(イスラエルによる)攻撃停止を待たず、(米国との)交渉を検討するよう求めた」と述べた。アラグチ氏は、欧州側との協議を継続する意向を示した。
 欧州側は米国と調整した上で、協議に臨んでおり、米国の意向をイランに伝えたとみられる。バロ氏は「この外交的な取り組みが交渉への道を開くと考えている」と強調。ワーデフール独外相は「非常に真剣な協議だった。米国が交渉に関わることが極めて重要だ」と述べた。 

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