イスラエルの兵器展示に「ノン」=フランス政府が閉鎖指示―パリ航空ショー 2025年06月16日 21時09分

【ルブルジェ時事】フランス・パリ郊外で16日開幕した世界最大の航空見本市、パリ国際航空ショーで、イスラエルの兵器展示ブースに黒い遮蔽(しゃへい)物が置かれ、閉鎖された。同国がイランと交戦状態にあることを踏まえた措置とみられる。見本市主催者が仏政府の指示を受けて対応した。
イスラエル国防省はSNSで「異常で前例のない決定」だと非難。「フランスはあまりに子供じみている」と主張した。
同省や報道によると、仏政府は開幕前日の15日、イスラエル側にミサイルなど攻撃用兵器の撤去を要請。イスラエルが「断固として拒否」したため、開幕前に遮蔽物が置かれた。兵器を展示していない同国企業は閉鎖を免れたという。