州議員が「ジャップ」発言=「傷つける意図ない」と後に謝罪―米 2025年06月14日 14時04分

米国国旗(資料写真、AFP時事)
米国国旗(資料写真、AFP時事)

 【ワシントン時事】米西部ワイオミング州の州議会議員が会合で、第2次世界大戦中に日系人を強制収容した施設を「ジャップキャンプ」と呼んでいたことが明らかになった。議員はその後、地元メディアの取材に「誰かを傷つける意図はなかった」と謝罪した。「ジャップ」は日本人や日系人を侮蔑する表現で、主要な辞書では「使用を避けるべきだ」となっている。
 報道や州議会の映像によると、この議員は同州のジョン・ウィンター下院議員。10日の委員会の会合で、議員たちによる収容施設視察の集合時間などを確認する中で「ジャップキャンプ、私はそう呼ぶ」と語った。
 地元メディアによると、議員はその後「子供の頃からずっとそう呼んでいたので、つい口から出てしまった」と釈明して謝罪。同僚議員からは「発言を聞いた時、少しショックを受けた」との声も出たという。 

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