一時横転の駆逐艦が進水=正恩氏「太平洋進出目指す」―北朝鮮 2025年06月13日 11時06分

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、事故により一時横転した5000トン級の新型駆逐艦の修復が終わり、12日に北東部の羅津造船所で改めて進水式が開かれたと伝えた。駆逐艦の建造は今年2隻目。式典に出席した金正恩朝鮮労働党総書記は、来年以降も毎年2隻の駆逐艦を建造し、太平洋に進出できる遠洋作戦能力の確保を目指すと演説した。
 正恩氏は「予期せぬ事故で戸惑いもあったが、海軍力強化の重要な道のりは決して遅れることがなかった」と強調した。さらに、米海軍の空母や原子力潜水艦の近海への展開を非難し、米国と同盟国の「挑発が露骨になっている」と主張。対抗して太平洋で海軍力を行使すると表明した。 

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