バイデン氏、最後の前立腺がん検査は14年=70歳以上は推奨なし 2025年05月21日 09時47分

【ワシントン時事】米メディアによると、バイデン前大統領(82)の事務所は20日、最後に前立腺がんの検査を受けたのがオバマ政権の副大統領を務めていた2014年だったと明らかにした。
バイデン氏は今月16日に診断を受け、18日に進行性前立腺がんの診断を公表した。排尿時に違和感を覚えたため、医療機関を受診したという。前立腺がんは比較的、早期発見が容易とされるため、大統領在任中に診断されていたにもかかわらず隠していたのではないかと疑う声が与党共和党などから上がっていた。
予防医療に関する勧告を行う「米予防サービスタスクフォース」は、がんの進行速度や過剰医療とのバランスを踏まえ、70歳以上には前立腺特異抗原(PSA)の定期検査を推奨していない。