印パ衝突「早期終息望む」=沈静化へ働き掛け―米大統領 2025年05月07日 06時38分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は6日、ホワイトハウスで記者団に対し、インドがパキスタンを攻撃したことを受け、「残念だ。彼らは何十年と戦ってきた。(衝突が)早く終わることを望むばかりだ」と述べ、双方に自制を呼び掛けた。
これに先立ち、米国務省のブルース報道官は6日の記者会見で、「南アジアの長期的な平和と地域の安定を維持する責任ある解決に取り組むようパキスタンとインドに求め続ける」と表明した。また、「状況は変化し続けており、われわれは注視している」と強調。印パ両政府と複数のレベルで連絡を取り合っているとして、事態の沈静化を働き掛けていると明らかにした。
米国家安全保障会議(NSC)のヒューズ報道官は6日、ルビオ国務長官が印パ両政府高官と電話協議したと発表。「さらなる緊張激化を防ぎ、状況を打開するため、指導者間の(対話)チャンネルを再開するよう働き掛けた」という。
在米インド大使館は、パキスタンを攻撃後、ドバル国家安全保障担当補佐官がルビオ氏と協議し、軍事行動の内容を米側に説明したと明らかにした。